燻製って、とっても美味しいですよね。うちは夫婦2人で家でお酒を飲むことが多く、お酒と一緒に美味しいおつまみをいただくのも楽しみで、お酒を飲む時に燻製があるとすごく嬉しいです。
でも、おつまみとして市販の燻製を買おうと思うと、量は少ないのに原材料費の何倍もの値段がする気がして、高いと感じて気軽に買う事が出来ずにいました。そこで、自宅でも手軽に燻製を作れる家電、Panasonic スモーク&ロースター「 けむらん亭 」NF-RT1000を購入しました。
この記事では、「 けむらん亭 」を使った燻製の作り方、適した食材、けむらん亭の良い所、後片づ、うちで実際に作った燻製の例などについてまとめています。
Panasonic スモーク&ロースター「 けむらん亭 」NF-RT1000公式サイトはこちらです⇓
https://panasonic.jp/roaster/products/NF-RT1000.html
「 けむらん亭 」は煙らない
その名の通り、「けむらん亭」は室内で燻製を作ってもほとんど煙りません。
煙りの処理の仕組みは、以下のようになっています。
【調理中に煙が発生】⇒【庫内ファンで煙を触媒フィルターへ誘導】⇒【触媒が有機物(油、煙、におい等)の酸化・分解を加速】⇒【分解処理された煙を無色・減臭の気体として外部に排出】となっています。
煙も約90%カットされるようです。庫内にある触媒フィルターは交換の必要はありません。
「けむらん亭」には燻製を作る以外にも、ロースターとしての機能もあるので、魚を焼いたりも出来るのですが、その際も庫外にもれてくる煙は少ないです。ただし、焼いている最中に焼き加減を見るなどして扉を引き出してしまうと、当然ながら中の煙は扉から出てくるので、その時は煙ります。
燻製を作る手順(ホッケの干物の燻製)
実際に「けむらん亭」で燻製を作る場合の手順を説明します。
①材料を準備
今回の食材はホッケの開き(干物)です。400円くらいでした↴
②チップを準備
チップは、ホームセンターなども売っています。私は、1kgで500円~1000円くらいのチップを使用しています。チップの木の種類もいろいろあり、この日はサクラのチップを使いました。
燻製容器の内側のしるしに沿ってチップを平らにならします。1回に使うチップの量は、大匙3杯程です。
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③燻製網を乗せます。
④食材をセット
大きい食材は、あらかじめ食べやすくカットします。食材から油が出てチップに落ちるとまんべんなくスモークされないので、油や水分が出そうな食材は、アルミホイルに乗せると上手くいきます。
⑤燻製容器をアルミホイルで蓋する
アルミホイルをぴったりと密着させないと、煙りがもれてしまいます。
⑥けむらん亭にセット
⑦燻製コースを選択し、時間をあわせてスタートします
燻製の時間は、作動中でも増減できます。
⑧出来上がったら食材を取り出します
アルミホイルの蓋を外す時は、燻製の煙が出てくるので、換気扇をまわして開けると良いです。煙は熱いので、手の火傷などにもご注意下さい。
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燻製に適した食材と注意点
けむらん亭の取扱説明書で紹介されている食材は以下のようになっています。
燻製の場合、食材の水分が少ない方が失敗しません。生の物は事前に加熱しておくか、一夜干しなどもともと水分の少ない食材を使うと上手に仕上がります。燻製をかける時間の目安は、取扱説明書に記載されていますが、ゆで卵に下味をつけて燻製にする場合は約18~20分、魚の干物などは事前の加熱処理をしない場合で20~24分、チーズなど溶けやすい物やかまぼこなど生でも食べられる食材は約15分、生ガキのスモークは22分、くらいが適しているように思います。
燻製作成後のけむらん亭の後片づけとオートクリーン機能
使用後の燻製容器はこのような感じです↴
食材の下にアルミホイルを敷いていたので、網はあまり汚れていませんが、スモークの際に発生したの黄色いヤニのようなものが付いているので、毎回洗浄した方が良いと思います。
燻製後のチップの状態↴
チップは焦げていますが、油や水分が落ちていなければサラサラです。燻製容器もホーロー素材のため、使用済みチップがこびりつく事はあまりなかったです。燻製網や燻製容器受は水か、薄めた洗剤で洗う事ができます。
受け皿も、取り出して洗う事ができます。
本体側の庫内には触媒(二酸化マンガン)入りの特殊塗料が塗布されています。受け皿を洗浄後、焼き網を外して本体にセットし、オートクリーンという機能を使用して空焚きすると、庫内の脂汚れを水と炭酸ガスに分解し、自動で清掃されます。
けむらん亭で作った燻製の例
【生身欠きニシンの燻製】
燻製にする前の状態です。
ニシンの表面の油や汚れは、お酒を湿らせたキッチンぺーパーで拭き取り、食べやすいサイズにカットしました。
下の写真は、25分間燻製後です↴
ニシンの場合、燻製時間25分では、数分多かったかも知れません。
【ホッケの燻製】
【自家製ベーコン】
自家製ベーコンは、生の豚バラ肉を、肉の2%の分量の塩で塩漬けにし、冷蔵庫で3~5日置いた後、水に浸けて2時間ごとに水を取り替えながら6~10時間塩抜きし、一度お湯で茹でて、数時間風通しの良い場所で軽く乾燥させてからスモークしました。
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Panasonic スモーク&ロースター「 けむらん亭 」NF-RT1000 買って良かった家電でした
Panasonic スモーク&ロースター「 けむらん亭 」NF-RT1000は、そのネーミングの通り、室内で使用しても煙が気にならない構造になっていました。
私は、燻製だけではなく、普通に焼き魚を焼く時にも「 けむらん亭 」を使用していますが、ガス台のグリルで焼くよりも「 けむらん亭 」の方が魚がふっくら焼けると思います。焼き魚を焼く場合の煙も、作動中はほとんど外にもれないので、焼く時のにおいも気になりません。「 けむらん亭 」が我が家に来てからは、ガス台のグリルは全く使用していない状況です。
後片付けも、簡単にできます。強いて不満を言うならですが、受け皿はわりと大きさがあるので、台所で洗う場合に場所をとるので、少し洗いずらいかな、くらいです。受け皿の洗浄後は、オートクリーン機能を使って空焚きすれば、自動で庫内の洗浄ができるので、庫内のにおいが気になる事もありません。
コスト面でも、1回に使用するチップは大匙3杯ほどで、食材もその時に手に入るお手頃なものを自分で選べるので、経済的にも安いと思います。味については、燻製専門店の味と比べれば、もちろん専門店にかなうはずはありませんが、自宅で手軽に燻製の風味を味わうレベルとしては十分だと思います。
「 けむらん亭」使用して3年ほど経ちますが、買って良かった家電の一つです。