我が家では、約4年前から「Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4」を使用しています。
据え置き型の食器洗い乾燥機で、小型タイプになります。結論を言うと、私は買って良かったと思ったので、レビューをまとまめした。
人によっては運転音が気になる、設置場所や大きさが不安、容量が家族構成に適しているか、取り付けのための作業や費用、維持費や消耗品の値段の目安、洗浄力など、事前に知ってから購入を検討したい場合もあるかと思います。それらの点もあわせて使用した感想を書いていきます。
Panasonic公式ページの「食器洗い乾燥機 NP-TCR4」商品説明はこちらです↴
https://panasonic.jp/dish/products/NP-TCR4.html
本体価格・分岐水栓価格・工事費用・洗剤費用の金額の目安
我が家で「Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4」を初めて購入したのは、2017年3月2日でした。
購入した2017年当時の販売価格は忘れてしまいましたが、先日(2020年9月)に2台目を購入した際の価格は、税込み43000円でした。2台目を購入した理由は、故障だったのですが、私の使い方のせいだったので、2年弱で故障したのは、製品のせいではありません。
現在の販売価格についてインターネット上での最安値検索をすると、平均的には大体5万円前後のようです。
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本体の他には、分岐水栓というものが必ず必要になります。分岐水栓とは、台所の水道から食洗機の方へ水が行くようにさせるための物です。
分岐水栓↴
水道の水栓の間に入り分岐し、食洗機のホースにつながります↴
水道のタイプによって違いますが、分岐水栓は大体1万円前後です。うちは引っ越しがあって水栓が変わったので、引っ越し先用の水栓を9050円で再度購入しました。
分岐水栓は、食器洗い乾燥機を取り付ける水道のタイプによって型番が異なるので購入時には注意が必要です。
家電量販店などの店頭で本体を購入する場合は、お店で調べてくれますが、インターネットなど通販サイトで購入する際は、ご自宅の水道のタイプに合った水栓を自分で調べる必要があります。
使用している水道の蛇口(水栓)の型番号がわかる場合は、Panasonic公式ページから、水道の型番号を入力して分岐水栓を検索することができます。
Panasonic公式ページ分岐水栓ガイド↴
https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/bunki/
本体と水栓の取付工事費は、初期設置では約5000円ほどかかりました。また、食洗機を違う機種に買い替える場合や、引っ越しなどの場合、引っ越し先の水栓が合わなければ古い物を取り外して、新しい物と交換する場合は別途料金がかかります。
すでに水栓の取り付けが終わっていて、使用中の物が壊れて買い替える場合は、コネクター部分は工具や特別な技術はなくても自分で取り外しできるので、同じ機種の食洗器であれば、買い替えるだけでは工事費用は必要ありません。
我が家で、引っ越しの為に分岐水栓を取り外した時の費用は、3000円程でした。引っ越し先での取り付けは、9520円もかかってしまいました。公式ページには、自分で分岐水栓を入れる方法も説明されていますので、自分で出来る方は費用の削減になると思います。
Panasonic 公式ページの食洗機の取り付け方↴
https://panasonic.jp/dish/attachment.html
また、台所用の洗剤は使えないので、食洗器専用の洗剤を用意する必要があります。食洗器専用洗剤は、メーカーにより値段は違いますが、平均的な価格は、500gで400円~500円前後で買えると思います。1回の洗浄に6g~10g使うので、500gを回数にすると50~80回分の量になります。
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他には、食器洗い乾燥機専用庫内クリーナーを使って、定期的に庫内の洗浄を行う事も推奨されているので、庫内洗浄材は1回あたり、約200~400円程になるかと思います。
本体の大きさについて
Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4の大きさは、高さ約46㎝、横幅約47㎝、奥行き約30㎝です。
製品の特長として、水切りかごスペースと同様のコンパクトサイズとなっています。
扉が前に開くので、扉の開閉を含めた奥行きは60.3㎝必要です。詳しいサイズはPanasonic公式ページにあります↴
https://panasonic.jp/dish/products/NP-TCR4/space_set.html
実際の奥行き感はこのような感じ↴
庫内です↴
扉は手前に開くので、手前側にスペースが必要になります。中のかごは引き出せるので、食器を入れる時に入れやすいです。入る食器の量は、公式ページでは18点だそうです。
食器を入れた感じです↴
私は、ザルや、まな板、小さい鍋も入れてしまいます。タッパーも入ります↴
食器同士がよほどぴったりと重ならないようにすれば、きれいに並べて入れなくても汚れ落ちにはさほど影響はないです。
私は、タッパーなどのプラスチック製品も、耐熱温度を確認して、標準コースで洗っていますが問題ありません。プラスチック製品も耐熱のもので電子レンジで使用して問題なければ、洗浄や乾燥の温度でも変形しない様子です。または、標準より水温が低い、低温コースも選択できるので、心配な方は低温コースで洗浄されるといいかも知れません。
給水ホースと排水ホースの長さと距離
本体の設置場所を考える時に必要なのが、給水ホースと排水ホースの長さです。付属されているホースの長さはそれぞれ以下の通りです。
・給水ホース 1.2m
・排水ホース 1m
下の写真は給水ホースの位置になります↴
排水ホースは排水が出てくるので流し台に出す必要があります↴
もし、設置場所の関係で、付属のホースの長さが短い場合は、
別売りですが、以下の長さの長いホースを購入できます。
・別売り給水ホース2m(2200円)
・別売り給水ホース4m(3200円)
・別売り延長用排水ホース1m(1300円)
洗浄中の運転音について
食洗機を使用する時間帯はそれぞれ違うと思いますが、使用する時間帯によっては、運転時の音がどのくらいなのか気になる場合もあると思います。
我が家で使用時の運転音の参考用の動画です↴
外付けのマイクは使用せず、スマホ内臓のカメラで、約50㎝ほど離れて撮影しています。スタート音→運転開始時の排水と給水音→洗浄準備音→洗浄音→排水音→給水音→すすぎ音の順になっています。
我が家の食洗器を使用する時間帯は、
[日中]午後15時頃から朝食と昼食の食器をあわせて洗う
[夜間]21時前後から夕食の食器を洗う
の2パターンです。
賃貸マンションで使用していますが、特に騒音の苦情などは受けたことはありません。ですが、キッチンと同じフロアで過ごす場合、洗浄の工程によっては、テレビの音やオーディオからの音楽が、運転音で聞こえない時があったりします。
洗浄力、乾燥機能について
洗浄力については、手で洗うのよりも確実に食器の汚れが落ちると思います。台所用スポンジには雑菌がいますし、食洗機での洗浄は衛生的でもあると思います。洗剤のすすぎ残しは感じませんが、気になる方は、すすぎを1回増やす設定もあります。
乾燥の機能もあります。
食器については、運転終了後自動で入る乾燥時間で十分乾きます。
ですが、タッパーやザルなどのプラスチック製品は、乾燥終了しても水滴が残っていたります。下の写真は、洗浄とすすぎ工程終了後、乾燥工程に入る前のタッパーの状態です↴
たくさんの水滴が付いているのがわかるかと思います。この状態のまま乾燥工程に入ると水滴が切れずに水の跡が残ったり、乾燥が良くなかったりするので、私は、プラスチック製品を入れた時は、乾燥工程の前に一度取り出して、軽く水ですすいでから庫内に戻して乾燥させています。
水道代、電気代、洗う時間を節約
食洗機で洗った時と手洗いとどちらが節水になるかというのは、水道代を他の炊事や家事とわけて計算することができないので、正確に計算するのは難しいですが、食洗機を使う前と後の水道代が特別大きく変化した感じはないので、同じくらいではないかと思います。少なくとも、水道代が大きく増加することはありません。ただ、食洗機は高温での洗浄が可能なので、油汚れなどは食洗機で洗った方が、汚れがひどい時に使う水が節約出来るように感じます。
電気代については、単純に考えて、食洗機を使わない方が節電になります。ですが、食器を洗うために使う時間は節約になります。その時間を人件費と考えれば、運転時の電気代は安いのではないでしょうか。
箱の開封
購入すると、このような箱に入っています↴
写真は結束バンドを切った後ですが、はじめは結束バンドで箱が巻かれています。箱の上部は、大きなホッチキス止めで止められています。一見、そのホチキスを外して開封するかと思ったのですが、ホチキスが丈夫でなかなか外せません。実は、上から出すのではなく、箱の上部が蓋になっていました。
結束バンドを切ったら、箱の上部を持ち上げれば食洗機が取り出せます。
付属品↴
かご、残菜フィルター、給水ホース、排水ホースが付いています。
Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4を使用した感想のまとめ
Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4の良い点
・コンパクトで水切りかごスペースに置ける
・引っ越しがあっても持っていける
・ビルトインより低価格で、故障しても買い替える費用が数万円ですむ
・洗浄力は手洗いより良く、スポンジを使わないので衛生的
・食器洗いの時間を有効に使える
Panasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4の不便な点
・設置時に分岐水栓と取り付け費用が必要
・コンパクトなので食器の量によっては1度に全部入らない
・専用洗剤が一般の食器用洗剤よりは高い
・使用時に運転音がする
・プラスチック製品の乾燥が良くない
以上がPanasonic 食器洗い乾燥機 NP-TCR4を使用した、私の感想になります。食洗機を使うことで、私が一番素晴らしいと思う事は、他のデメリットを考慮しても、何より時間の節約が出来る事だと思います。