住宅購入1年後に乳癌になりました
2022年8月16日に乳癌と診断されました。しかも、トリプルネガティブという悪質なタイプの癌で、乳癌の中でも予後不良となります。
2021年5月に新築建売住宅を購入してから約1年後の癌の発覚となりました。
約1年前の住宅ローン契約時に、団体信用生命保険(団信)の「奥さま保障」という保険も説明されたのですが、加入はしなかったので、現在は住宅ローンに加えて高額な医療費が負担となり後悔しています。
40代以降の女性は乳癌の罹患率が高くなるので団信の内容をよく検討していただきたいと思い記事にしました。
40代以降の場合は特に団体信用生命保険(団信)の内容をよく検討を
昨年春の住宅ローン契約時には、まさか自分が癌になるとは思ってもいなかったので、団体信用生命保険(団信)の「奥さま保障」という保険を付けると金利が少し上乗せになってしまうために外していました。
「奥さま保証」とは、ローンを借り入れしている本人と法律上の婚姻関係にある妻が保障開始日以降に、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガンなどの女性特有のガン(悪性新生物)に罹患し、医師により診断確定された場合、診断給付金100万円が配偶者に支払われるという保険です。
なってみてわかったのですが、癌になった瞬間に、検査だけでも毎回数万円の医療費がかかります。
今後は、抗癌剤、手術、放射線治療と続くため、治療費と検査費用でもかなりの金額になります。
また、抗癌剤により頭髪の脱毛が生じるので、ウィッグが必要になり、ウィッグは保険適応ではないので、10~30万円程度の経済的負担となります。
もし、団信の「奥さま保証」を付けていれば、癌と診断された場合100万円が出たので、本当に助かったと思います。
乳癌の罹患率は30歳台後半から増加し始め、40歳台後半から50歳台前半でピークになります。癌の好発年齢である40代以降で住宅ローンを組む場合、配偶者も受けられる保証が付いている場合は、団信の内容をよく検討してみることをおすすめします。
他にがん保険に加入している場合は不要かもしれませんが、一般の生命保険では癌を含まない場合もあるため、団信で上乗せになる金利と、他のがん保険の保険料を比べてみてから団信に加入しないことを決めてもよいと思いました。
住宅ローンと癌治療の費用を同時に負担していくのは、非常に厳しいものです。
私は、明日(9月26日)から入院し、首の静脈から管を入れる処置を受け、抗癌剤をスタートするため、今回は簡単な記事になりましたが、私のように後から後悔をする人を増やさない為にも、女性の癌が増加する年齢(40代以降)で団信の加入を検討する際の参考にしていただきたいと思い、取り急ぎ記事にしました。
治療がひと段落したら、金利と癌保険の比較や癌治療にかかった費用などの詳しい内容を追加したいと思います。
記事を読んで下さった女性の方へメッセージ
私は、癌の告知以降、トリプルネガティブという予後の良くない癌であったショックも加わり、悲しさと恐怖と家族への申し訳なさの中、痛い処置や検査が続き、さらに医療費の負担、転移や抗癌剤への不安、手術への不安などで、自分でも気が付かないうちに涙が流れてしまいます。
街に出て歩いているだけで、周りの女性はみんな健康で輝いて見えて、自分が癌なんだと思いまた涙が流れます。
むしろ病院にいる方が、周りはみんな癌なので、検査や処置は痛くても、心が悲しくなることはありません。
世の中には、思いもよらず癌になって、私と同じ思いをして涙を流している女性がいるだろうという事に、自分が癌になってみてはじめて気が付きました。
この記事を読んで下さった女性の方へ、もし乳房に気になる事があったら、ためらわずに癌検診を受けに行って下さいと伝えたいです。
私は、しこりに気が付いてから少なくとも半年以上は放置していました。
放置した理由は、コロナで病院が大変と聞いていたので、具合が悪いわけでもないのに病院に行くのが申し訳なく感じた為です。