白髪って、いろいろ大変だと思います。
年齢と共に白髪が増えるのは自然な事なのですが、だからと言って、自然のまま放置できるのかと言うと、単純にそうはいかないのが現実で、職場や仕事に与える印象の問題や、自分自身のセルフイメージの問題、家族やパートナーからの評価など、自分さえ良ければいいのではないところが複雑です。
私は、白髪が出始めたのは割と早く、まだ10代の頃でした。その頃はまだ、染めるまでは必要なかったですが、数本の白髪は生え始めていました。20歳を過ぎる頃には、生え際にまとまって白髪が出始めたので、目立つ部位だった事もあり、時々市販の白髪染めで部分的に染めるようになりました。
30代になると、白髪はさらに増えて、生え際については2週間に1度自宅で染め、内側の白髪は2か月に1度美容室で染めるようになりました。40代以降も同じ状況です。
現在は、私の白髪染め経験年数は約25年ほどとなりました。
その間、いろいろな白髪染めを使ってきましたが、今回は「利尻ヘアカラートリートメント」を白髪染めに使用した時に、主に使いづらいと感じた部分を記録しました。
「利尻ヘアカラートリートメント」について
「利尻ヘアカラートリートメント」は自然派clubサスティの商品です。
自然派clubサスティ公式HP➩https://www.sastty.com/shop/default.aspx
公式HPを参考に以下に特徴をまとめました。
・髪表面を着色する白髪用ヘアマニキュア
・ジアミン・パラベン・鉱物油無添加。ノンシリコーン
・肌の弱い方や、白髪ケアの負担を軽くするために開発
・天然利尻昆布エキスなど、28種の植物由来成分を配合
・トリートメント効果で髪にツヤを与える
・素手で使える
カラー展開は4色で、髪や頭皮に負担が少ないヘアマニュキュアタイプとなっています。
実際に使用する
では、実際に使ってみます。
ボトルから、容器などに利尻ヘアカラートリートメントを出します。今回は部分的に使うため量が多くなかったので、お弁当用の使い捨てカップに出しました。
今回は、乾いた髪に使用していきます。
【使用前】
白髪の状態は、根元から2㎝ほど伸びています。今回は伸びている白髪の部分に「利尻ヘアカラートリートメント」を塗ります。
【塗布後放置】
白髪部分が隠れるくらいにたっぷりと「利尻ヘアカラートリートメント」を塗布しました。しばらく時間を置きます。
説明書では「ぬれた手であれば、素手で使える」と書いてありますが、今回は刷毛を使って塗りました。
*個人的には、素手での塗布はおすすめしません。
手の平に付いた染毛剤は、洗えばなんとか落ちますが、爪の先端や爪の横の部分に入った染毛剤は洗っても落ちないので、素手で使用すると爪の先と周辺が薄いグレー色になります。
1時間放置した結果
塗布後の放置時間については、公式HPによると、「初回は15分~20分、2回目以降は10分を目安に」となっていますが、以前使用した時に、乾いた髪で30分放置では全く染まらない事がわかっていたので、今回は、シャワーキャップを着けて1時間置きました。
【使用後】
下の写真が、1時間放置して、シャンプー後乾かした状態です。白髪の部分が、薄くグレーに染まっているように見えます。↴
【翌日】
次の日の夜、シャンプーして乾かした後の状態です。残念な事に、ほぼ使用前の白髪の色に戻りました。↴
説明書にも「髪表面を着色する白髪用ヘアマニキュアです。シャンプーのたびに少しずつ色落ちしてきます」と書かれていますので、繰り返し、定期的に染める事で、白髪が染まっていくようです。1回では効果はほぼ実感できないと思います。
浴室の着色汚染について
利尻ヘアカラートリートメントの公式ページや説明書には、「バスタブ・洗面所などに色素が付着すると、取れにくい場合がございますので、こすらず、すぐに洗い流してください。」と書かれています。
まさにその通りで、「利尻ヘアカラートリートメント」を塗布し、放置後シャワーで髪を洗い流す時には、浴室の床が一面真っ黒になります。
洗い流した後も、薄墨のように浴室の床や壁に色が残ります。説明書には、対策として、「浴室内では、ご使用前に浴槽や床、壁、シャワーホースなどをぬらしておくと、色が落としやすくなります」と書かれています。
「利尻ヘアカラートリートメント」は、繰り返し使う事で効果が表れる商品の為、使う頻度も高くなると思います。特に浴室の床や壁が白など薄い色の場合は、浴室の着色を防ぐためには、使用の度に必ず着色を予防する対策が必要です。
私が「利尻ヘアカラートリートメント」を使わなくなった理由
「利尻ヘアカラートリートメント」を2本使いきるまで使用してみた結果、私は再度購入する事はありませんでした。
使わなくなった理由は、以下の通りです。
①1回で染まらないので数日おきに繰り返し染毛が必要
②放置時間が長い
③浴室が汚れる
④ネットでサロン用の髪や頭皮に優しい染毛剤が購入できるようになったので
「利尻ヘアカラートリートメント」はヘアマニュキュアのため、1回では染まらず、日がたつごとに退色があり、定期的に繰り返し使用が必要な事は説明にも書かれています。
その手間がかかっても良い人はいいと思いますが、日々の時間のない方や、数日おきに何度も染めたくない人には不向きだと思います。
私個人の感想ですが、例え髪にダメージが少ない成分だったとしても、繰り返し多い頻度で染める事で、果たして無害と言えるのか疑問になりました。最近では、サロンで使用されている染毛剤でも、ルールを守れば、インターネットや専門店で購入できるようになっています。
私は、ドラッグストアなどで購入できる市販の染毛剤は使用せず、サロン用の白髪染めを使用するようにしています。
化学物質は無添加ではありませんが、一度染めれば退色する事もないので、染める頻度が少なくて済み、放置時間も短くて良いです。
私は、この2~3年は、こちらの染毛剤を使用しています↴
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上の溶剤は、下のオキシ溶剤と半々にしてよく混ぜて使用します↴
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オキシ剤の濃度は、私は3%でも十分染まりますが、染まりずらい髪質の場合や淡い色を入れたい時やしっかり染めたい時などは6%を使うと良いようです。
私の場合ですが、この染毛剤を使っていて、今のところは、特に髪が痛んだり、頭皮にトラブルなどは起きていません。
他には、少し価格帯が安いもので、ナプラシリーズがあります。
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こちらのナプラシリーズも、必ず1剤と2剤を混合して使用します。
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乳がん治療中の私が現在使用しているカラー材
私は、今まで長い間マテリアシリーズを使用して黒髪に染めていましたが、2022年に乳がんになって一度髪が全部抜けたのを境に、今のところは黒髪に染める事をやめています。現在はまだ内服の抗がん剤治療中の為、やっとか生えてきてくれた白髪をメインとしたイルミナカラーのグレージュカラーに切り替えています。
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抗がん剤副作用の脱毛後伸びかけの白髪が目立たない髪色にしたい~イルミナカラー使用白髪ありブリーチなしの結果
私は、乳がんの治療のため約7ヶ月の抗がん剤の点滴をしました。その間、抗がん剤の副作用によって2022年秋頃から2023年春頃まで髪の毛がすべてなくなりました。 抗がん剤投与が終了してからは、少しづつ髪 ...