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ベーキングパウダーなしで作るタラのフィッシュアンドチップス

タラ(鱈)の漁獲量は、日本全国で北海道が第1位です。タラの旬である冬の時期には、札幌市内のスーパーで、大きな半身が500円ほどで買える時があり、うちでは半身で買った時には2日にわけて違う料理にして食べています。
タラの切身のカロリーは100gあたり77kcal、タンパク質は17.6g、脂肪分は0.2gと、魚の中でも低脂肪、高タンパクな魚です。脂肪分が少ない淡白な味なので、塩焼き、鍋料理をはじめ、中華風に揚げてあんかけにしたり、バターでソテーしたり、ムニエルにしたり、和洋中どんな料理にもなります。

今回は、そんな万能なタラを使って「フィッシュアンドチップス」を作りました。
フィッシュアンドチップス特有のもったりとした衣は、発泡が強めのビールか、コーラや炭酸水などがあれば、ベーキングパウダーがなくても再現可能ですので、作り方を紹介します。
記事の最後に、付け合わせ用のフライドポテトの作り方も記載しました。

ベーキングパウダーなしで作るタラのフィッシュアンドチップス

フィッシュアンドチップスとは、イギリスの庶民の料理です。白身魚をフライにして、揚げたポテトと一緒に食べるのがスタンダードな食べ方のようです。
【材料】
・タラ 切り身3~4切れ
・片栗粉 大匙4
・小麦粉 大匙4 / 他に打ち粉用に適量
・塩   少々
・胡椒  適量
・発泡が強めのビールか黒ビール100mlまたは、コーラや炭酸飲料100ml
【作り方】
①タラの下準備
タラは、取れる骨は取り、皮をひいて一口大に切ります。塩コショウしてキッチンぺーパーなどに包みしばらく置き、余分な水分を抜いておきます。気温が高い時や、置く時間が長い時は、冷蔵庫で保管して下さい。
写真は、塩コショウの他にサボリーというハーブをまぶしているので、少し黄色く見えています。
タラのフィッシュアンドチップス

②打ち粉をする
お皿か、ビニール袋に小麦粉を入れ、タラによくまぶします。
タラのフィッシュアンドチップス

③衣の粉を準備する・油を熱する
器に分量の小麦粉と片栗粉、塩少々を入れて混ぜておきます。衣を溶いて付けると同時に揚げ始めたいので、揚げ油も熱し始めます。
もし、最後に記載したフライドポテトを事前に作った場合は、ポテトの揚げ上がりを見計らって衣を溶き、ポテトに続けてフィッシュアンドチップスを揚げていきます。

④炭酸で衣を溶く
あらかじめ混ぜておいた衣用の粉に、ビールか炭酸飲料を注ぎます。なるべく炭酸の強いものを使います。下の写真はコーラを使用しました。
箸で数回かき混ぜる程度で、粉が少し残っているくらいで大丈夫です。衣がもったりとした感じになるとちょうどよいです。タラに付けた時に、厚めにまとわりつく濃度の衣になるよう調整して下さい。
タラのフィッシュアンドチップス

⑤衣を付けたらすぐ揚げる
タラに衣をたっぷり付け、熱した油に入れて揚げていきます。油に入れてすぐに触ると、衣が剥がれてしまうので、油に入っている部分が固まるまではひっくり返さないようにするのがポイントです。
タラのフィッシュアンドチップス

⑥下の方の衣が固まったら、ひっくり返し、全体が小麦色になるまで揚げます。
タラのフィッシュアンドチップス
中まで火が通ってくると、菜箸などでタラをつまんで油から持ち上げた時に、箸にぐつぐつと内部から沸騰してくるような振動が伝わってくるので、揚げ具合の判断の目安にして下さい。
タラが大きめの場合や、熱の通りが不十分な時、あらかじめ作って置いて食べる直前に温める時など、2度揚げしても良いのですが、2度揚げする際はタラから水分が出て油がはねる事があるのでご注意下さい。

⑦揚がったら網などに上げて余分な油を切ります。
タラのフィッシュアンドチップス
フィッシュアンドチップスには、タルタルソースやケチャップなどがよく合います。余ってしまった場合は、翌日にキャベツやマヨネーズと一緒にパンに挟んでフィッシュバーガー風にして食べても美味しいです。

付け合わせに「フライドポテト」

ジャガイモは、揚げ油を汚さないので、揚げ物のはじめに作っても大丈夫です。
くし形にカットしたジャガイモをそのまま油に入れて、フィッシュアンドチップスの準備をしている間に火をかけておくと、フライドポテトの付け合わせが完成します。作り方は簡単です。
【作り方】
①ジャガイモの皮を剝くか、きれいに洗ってクシ型に切ります。水分が多ければペーパーなどで軽く拭き取ってから油に入れて下さい。

②揚げ油が冷たいうちに投入し、中火で加熱します。
タラのフィッシュアンドチップス

③ジャガイモから小さな泡が出始めたら、時々かき混ぜて全体を揚げます。

④きつね色に揚がったら完成です。網などに上げて、熱いうちに軽く塩をふります。
タラのフィッシュアンドチップス

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